働くこと=辛いこと
そう考えている学生が多いのは何故でしょう?
毎年、スポーツショップ古内では、
職業体験という事業で中学生や高校生、大学生を受け入れています。
年間15校、約50人の子供と接していますが、
働くことは辛いこと、
大変なことだ
と思っている人が多いです。
確かに大変なことはたくさんあります。
でも、
年がら年中、365日&24時間が
辛いわけではないです。
どっちかというと、
月曜日の朝に、
今日も1日、辛い思いをしてこなきゃいけないんだなぁ。
でもこれも家族のためだから仕方がないし。
俺はほんとは働きたくなんかないんだ。。。
本当は毎日昼まで寝て、釣りをして、帰って来たらビールを飲んで、
テレビを見ながら眠たくなったら寝るっていう暮らしをしたいんだ。
どうしてわざわざストレスを受けに会社に行かなきゃいけないんだ〜!
って考えながら仕事に行く人の方が、圧倒的に少ないと思います(笑)
たとえ普段の仕事が大変だったとしても、思いっきりV字回復並みに
充実する瞬間だってたくさんあります。
それは、日々辛いトレーニングや練習をして、
それが最後の2秒で決めた決勝スリーポイントゴールのように、
爆発的な喜びだったりします。
あの大変だった準備が報われた!
って思います。
だから、辛いこともあれば、それが報われて喜びもある。
言ってみれば、”普通のこと”なんです。
やたらとメディアなんかでも過労死について報道したりして、
全体の0.001%ぐらいのことが、まるで社会全体に
蔓延しているかのように紹介されているだけなんです。
学生たちには、働くことは確かに大変なことは多いよ。
だけど、人から感謝されるのって、大変だったことを吹っ飛ばせるくらい、
すごく嬉しいんだよ。って言います。
そもそも、
「働く」=「誰かの役に立つこと」
ですよね。
例えば商売でいうと、誰かのストレスや不安を解消するための努力をするから、
その人から「ありがとう」って感謝とともにお金をいただけるわけです。
もっと具体的なことを言うと、
「疲れて料理を作る時間も元気もないし、そもそも料理が苦手」
という人からしたら、吉野家も感謝の対象。
年明けに年賀状を自分で大勢に届けることが出来ないから、
郵便局のお兄さんにだって感謝します。
もしも働くことが本気で辛いという人がいるなら、
その仕事はその人に合っていないのかもしれません。
その仕事内容は、誰にも感謝されることがないのかもしれません。
もしくは、、、
こうしたら喜んでくれるかなって
方法を見つける能力が
低いのかもしれません。
学生たちには、ぜひとも
「誰かに感謝される方法を見つける能力」を養ってほしいと思います。
夢を見つけることも大切だと思うけど、現時点で夢や目標のない人は、
感謝される方法を見つける能力を養う方が優先だと思います。
そして是非、職業体験に来る前に、
自分の親がどんな仕事をして自分達を育てて
くれているのか、調べてみてください。
もしくは、せっかくの機会なので聞いてみてください。
たったそれだけでも、家族の会話のネタが生まれたなら嬉しいです。