2019年11月12日〜14日
僕は埼玉県と東京に出張に行きました。
埼玉県朝霞市というところにはフタバスポーツというスポーツショップがあり、ここ10年ほど毎年のように視察をさせてもらっています。

綺麗で見やすく、品揃えが豊富で、仕入れのストーリーもしっかりしていて、小売店の教科書とも言えるようなお店です。
ここは、僕に品揃えの大切さをたくさんたくさん教えてくれました。
「店はお客様のためにある」という言葉も教えてもらい、
とにかくお客様に利益のあることをやり続けよう。と教えてくれました。
フタバスポーツの成功事例をとことん分析し、解説してくれるコンサルタントの方の協力もあり、参考になることがものすごくたくさんありました。
とは言え、規模感が全く違います。
フタバスポーツは250坪(現在は500坪)。スポーツショップ古内は15坪。
学んだことをいったいどのように生かせばいいのかわからない日々をとにかく過ごしていました。
もしもスポーツショップ古内が250坪で、札幌が埼玉と同じ人口で、雪が降らなくて、札幌市の隣の市もたくさんの人口がいて、スポーツが盛んな地域で、子供の数がどんどん増えている地域だったら、すぐにマネが出来たでしょう。
でも、そんなことあるはずがありません。
それでも何か発見があるはずと、通い続けていました。
スポーツショップでナンバーワンとも言える経営者に触れているだけでも、何かあるはずだと思っていました。
「あなたのお客様は誰ですか?」
この簡単な問いって、実はなかなか答えられないんですよねぇ。
それでも問いをいただき続けていたから、なんとなくわかってきたんです。
わかったから、
外商営業は南区を中心に回り始め、隣の中央区、豊平区までを営業し、他の地区は少しずつ少なくして行きました。
わかったから、
野球とバドミントンの2種目に絞り込みました。
そしてわかったから、
応用させて品揃えの商品を、野球はグローブに集中させました。
フタバスポーツを見て、フタバスポーツの業績を聞いて、
正直羨ましいと思ったし、
近づきたい!と思ったし、
勝てるはずがない。とも思った。
でも今思うと、そういう考えって、あんまりお客様の視点に立てていないようにも思います。
今、スポーツショップ古内は、
品揃えを応用させて、あえて絞り込みをかけました。
グローブでいっぱいの部屋を作ろうとしています。
札幌で一番、野球のグラブを販売するお店。
それは、北海道中の野球をしている子供達が、休みの日はスポーツショップ古内に行きたくなる。店内に入ると、何も買わなくても子供達がワクワクする。
そんな空間や接客が出来たら、いつの間にかその地位にいるようになると思います。
札幌で一番が、いったい何個なのかはわかりませんが。
とにかくお客様がワクワクするような空間作り
これだけはブレることなく追求して行きたいものです。
今回の出張では、
今後のスポーツ業界、小売をしている僕らはどのように生き残っていくのだろう?
という議題で情報交換をし合いました。
どのように生き残り戦略を考えて行こうか。
何も変わらなければ衰退を辿る。
まず、スポーツショップ古内は、さらなるお客様への価値提供のために、
ワクワクするような空間作り
を、追求して行きますね。